ブルージェイズ菊池雄星投手(31)がツインズ戦に登板し、5回を2失点。1点リードを許す状況で降板し、メジャー自己最多タイの7勝目はならなかった。

1回は先頭にライトフェンス直撃の二塁打を許したが、大きなピンチに陥ることなく順調な立ち上がりだった。2回1死から7番ルイスに右前打を許した後は、8者連続凡退と調子を上げた。だが5回、先頭のルイスに二塁への内野安打を許し、1死一塁で9番テーラーにカウント1-2と追い込んでから、内角低めのスライダーを左中間へ運ばれ、先制2ランを被弾した。その後は落ち着いた投球で、後続を見逃し三振と二ゴロに退けた。

5回まで82球を投げ4安打2失点、4奪三振1四球。今季はこれで13試合に登板し6勝2敗、防御率4・34となった。

チームは7回に代打スプリンガーの適時打で同点に追いついたが、延長10回に勝ち越され、敗れた。

菊池は「緩急で打者の体勢を崩してゴロを打たせるのが理想なので、投球の組み立て自体は理想に近づいていると思う。(本塁打は)三振を取れるところと紙一重。ボール1、2個分低くいくべきだった」と振り返った。

 

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