エンゼルス大谷翔平投手(28)が第3打席までに3安打を放ち、今季だけで4度目となるサイクル安打に王手をかけた。

「2番DH兼投手」で出場し、第1打席は1回1死、6球目のスライダーを打ち損じたが、三塁線へボテボテのゴロが転がった。三遊間寄りに守っていた三塁手に捕球されたが、内野安打で6戦連続安打をマークした。

第2打席では、登板試合で自らを助ける同点2ランを放った。0-2で迎えた3回2死一塁、センター後方の芝生へと飛び込む17号2ランを飛ばした。飛距離は440フィート(約134メートル)、打球速度は112・9マイル(約181・6キロ)、角度30度という会心の一撃だった。

5回の第3打席は2死一塁で、左二塁打。鋭い打球で左翼手も必死に止めたが、大谷は快足を飛ばして二塁に到達した。残る打席で三塁打が出れば、自身2度目のサイクル安打達成となる。

大谷は4月27日のアスレチックス戦(登板試合)、5月15日のオリオールズ戦(登板試合)、6月3日のアストロズ戦でサイクル安打に王手をかけながら、いずれも未遂に終わった。登板日だけでも3度目のサイクル王手となった。