マッチレースのナ・リーグ新人王争いが白熱してきた。メッツ千賀滉大投手(30)が20日(日本時間21日)、敵地マーリンズ戦に先発し、6回を7安打2失点で12勝目(7敗)を挙げた。毎回走者を背負う苦しい内容ながら、ワイルドカードを争う難敵マ軍にリードは許さなかった。リーグ新人部門では、勝利数、奪三振など主要成績で1位を独占。今季最終登板が見込まれる次回登板で日米通算100勝、規定投球回162、200奪三振のトリプル大台クリアに挑む。
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▼千賀が今季194奪三振。日本人投手の1年目では95年野茂(ドジャース=236個)、07年松坂(レッドソックス=201個)、12年ダルビッシュ(レンジャーズ=221個)に次ぐ4人目の200奪三振へあと6個となった。防御率はナ・リーグ2位。日本人投手は1年目に限らず防御率トップで終えた例がなく、最高は95年野茂(ドジャース)と20年ダルビッシュ(カブス)の2位。このまま2位で終えれば最高順位に並ぶ。