カブス鈴木誠也外野手(29)がロッキーズ戦で、今季20号2ラン本塁打を含む4打数3安打、3打点2得点と活躍し、ポストシーズン進出争いで厳しい戦いが続くチームの勝利に大きく貢献した。
本塁打は1点リードの4回無死一塁で、高めカットボールを左翼席中段へたたき込む完璧な当たり。日本人メジャーで20本塁打に到達したのは、松井秀喜(ヤンキースなど)、大谷翔平(エンゼルス)に続き3人目となった。
チームはこの勝利で今季80勝(74敗)に到達。ワイルドカード争いで1位フィリーズ、2位ダイヤモンドバックスに次ぐポストシーズン進出圏内の3位にとどまった。だがこの試合終了時点で4位マーリンズとは0・5ゲーム差、5位レッズとは1ゲーム差と僅差の争いが続いている。
ロス監督は鈴木について「セイヤはこのリーグで経験を積み、自信をつけた。ポストシーズン進出を争うチームの中でもプレッシャーなく思い通りにプレーしている」と話し「大事な場面でチームを引っ張った。彼にとって素晴らしい試合になった。大きなホームランだった。あれでリードが広がった。本当にバットが振れている」と称賛した。