本塁打王争いで2位につけているホワイトソックスのルイス・ロベルト外野手(26)が、レッドソックス戦で38号ソロ本塁打を放った。ア・リーグ本塁打王争いは、44本塁打でトップを走るエンゼルス大谷翔平投手(29)に、ロベルトがあと7試合を残し6本差と迫った。

両チーム無得点で迎えた9回表の劇的な一発だった。2死走者なしで打席に入り、1ストライクからの2球目、外角チェンジアップを逆方向へ低い弾道の鋭い打球を放った。右翼ポール際の客席付近からボールが跳ね返り、現地の実況アナウンサーも最初は本塁打ではなく長打と勘違いする当たりだったが、審判が改めて本塁打と確認した。飛距離は311フィート(約95メートル)で、このフェンウエイパーク以外では本塁打にならない低く短い打球だった。

ア・リーグ本塁打王争いは44本の大谷、38本のロベルトに、35本のヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(31)とレンジャーズのホセ・アドリス・ガルシア外野手(30)が続いている。ジャッジはこの日、試合が悪天候で中止となった。