メッツ千賀滉大投手(30)は、今季最終登板で5回3安打2失点、3四球8奪三振と好投。勝敗はつかなかったものの、メジャー1年目で規定投球回数と年間200奪三振を達成した。
立ち上がりの初回、1番バーティーに先頭打者アーチを浴びた。千賀にとっては、今季29試合目で初めて「お化けフォーク」の被弾となった。それでも、2死を奪って規定投球回数の「162回」に到達した。
1回2死からは5者連続三振と積み重ね、3回2死から3番バーガーをフォークで空振り三振を奪い、年間200奪三振を達成。本拠地ファンから総立ちの祝福を受けた。
1年目の日本人メジャーで200奪三振超えは95年の野茂英雄(236個)、12年のダルビッシュ有(221個)、松坂大輔(201個)に続く4人目。
4回には、6番サンチェスにソロ本塁打を浴びたものの、2-2の同点で救援陣にマウンドを託した。
球数は96球。
メジャー1年目の千賀は、29試合に先発し、12勝7敗、現時点でリーグ2位の防御率2・98。計166回1/3を投げて202奪三振の好成績を残した。
あと1勝と迫っていた日米通算100勝(NPB87勝)は、来季へ持ち越しとなった。
メッツは9回に勝ち越し点を許して競り負け。ダブルヘッダーは1勝1敗だった。