エンゼルス大谷翔平投手(29)が、日本人で初の本塁打王を獲得した。

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<大谷の今季本塁打アラカルト>

▼大谷の今季44本塁打を球種別に見ると、直球(フォーシーム)14本、シンカー(ツーシーム)3本、スライダー10本、スイーパー2本、カットボール6本、カーブ4本、チェンジアップ4本、スプリット1本。速球系(直球、シンカー、カットボール)だけで23本と半分以上を占めた。

▼44本のコースは内角球18本、真ん中18本、外角球が8本。外角は8本中7本が変化球だった。高低は、高めが15本、真ん中が15本、低めが14本。どの高さも満遍なく打った。

▼44本の打球角度は、最低が19度(2本)で最高が39度(4月30日の7号)。平均は27・9度。

▼方向別は右が19本、中が19本、左が6本。34本塁打だった昨季も左方向は6本だったので、今季は中堅から右の引っ張り傾向が強まった。

▼投手は利き腕は、右投手が33本、左投手が11本。右投手は358打数、左投手は170打数なので、10・9打数に1本の右投手の方が確率的には高かった。

▼41投手から本塁打。複数本打ったのはプレスリー(アストロズ)マニング(タイガース)リン(ホワイトソックス)の3人で2本ずつ。マニングとリンは同一試合。

▼44本で最高球速は7月17日ヤンキース戦でキングから打った156キロ。最も遅い球は6月18日ロイヤルズ戦でグリンキーから打った112キロのカーブ。打球速度は188キロで今季最速だった。

▼44本はホーム、ビジターともに22本ずつ。敵地で最多はレンジャーズのグローブライフフィールドで4本。カード別ではホワイトソックス戦の7本が最多だった。

▼月別では6月の15本が最多。出場試合数が少なかった3、9月を除くと、8月が最少の5本。

▼投手として登板した試合での本塁打は、過去最多の7本。登板中が4本で登板後が3本。7月27日タイガース戦は、ダブルヘッダーの第1試合で完封した後、DHで出場した第2試合で2発。