ア・リーグ東地区優勝を果たしたオリオールズは30日、右肘の靱帯(じんたい)損傷で離脱している守護神フェリックス・バティスタ投手(28)がトミー・ジョン手術を受けると発表した。来季は全休し、復帰は25年以降になる見通し。同球団には藤浪晋太郎投手(29)が所属している。

ドミニカ共和国出身のバティスタは昨季デビューし、1年目で65試合に投げ、防御率2・19をマーク。今季は開幕から抑えとして起用され、前半戦で23セーブを挙げオールスターに初選出された。しかし8月25日のロッキーズ戦で2死を奪ったところで緊急降板。右肘の内側側副靱帯の部分断裂が判明し、負傷者リスト入りした。

当初はプレーオフを見据え今季中に復帰予定で、9月中に投球練習や25球程度の実戦形式の練習を行ったが、復帰を断念。今季は56試合で8勝2敗33セーブ、防御率1・48で終了となった。なお、球団公式サイトによるとリハビリに専念できるように年俸調停権取得1年目の25年まで契約を結んだという。