米CBSスポーツ電子版は30日、今オフにFAとなる選手トップ25を掲載し、1位にエンゼルス大谷翔平投手(29)、2位にオリックス山本由伸投手(25)が選ばれた。他の日本選手では25位にツインズ前田健太投手(35)、アジア勢では韓国キウムの李政厚外野手(25)が入った。

大谷については「史上最高の選手が、間もなく最も高額な選手となる」と、史上最高額の契約を手にすると予想。右肘手術を受けたため来季は打者に専念するが、それでも記録的な超大型契約になることは確実で、チーム候補にドジャース、パドレス、ジャアインツを挙げた。

今オフにポスティングでのメジャー挑戦が見込まれる山本については「若さ、実績、才能を兼ね備えた比類なき選手」と称賛。メジャー経験のない投手では世界最高と評し、14年に田中将大(現楽天)がヤンキースと結んだ総額1億5500万ドル(約225億円)の契約を上回ると予想した。移籍先候補にはヤンキース、メッツ、フィリーズが挙げられている。

25位の前田は今季で8年契約が終了。長期契約は「年齢と故障歴」のため厳しいが「それでも結果は残す」と紹介され、候補にはレイズ、メッツ、パドレスの名前が挙がった。昨季韓国リーグで打率と打点の2冠とMVPに輝いた李政厚は今オフにポスティングされる予定だが、7月に左足首の靱帯(じんたい)損傷で今季終了となり契約への影響が懸念さている。

3位には19年にMVPに輝いたカブスのコディ・ベリンジャー外野手、4位はブルージェイズのマット・チャプマン内野手、5位にはフィリーズのアーロン・ノラ投手が入った。

◆CBSスポーツが選んだFAトップ10

<1>大谷翔平投手(エンゼルス)

<2>山本由伸投手(オリックス)

<3>コディ・ベリンジャー外野手(カブス)

<4>マット・チャプマン内野手(ブルージェイズ)

<5>アーロン・ノラ投手(フィリーズ)

<6>ブレーク・スネル投手(パドレス)

<7>エデュアルド・ロドリゲス投手(タイガース)

<8>ルーカス・ジオリト投手(ガーディアンズ)

<9>ジョーダン・モンゴメリー投手(レンジャーズ)

<10>クレイトン・カーショー投手(ドジャース)