ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(31)が、大きく期待外れに終わった今季を振り返り、チームへの苦言と要望を率直に語った。

チームは今季最終戦となる敵地でのロイヤルズ戦に敗れ82勝80敗でア・リーグ東地区4位に終わり、7年ぶりにポストシーズン進出を果たせず。自身はこの日は試合に出場せず、本塁打王争いでエンゼルス大谷を土壇場で猛追するも37本でリーグ4位となった。

最終戦の試合前に地元メディアの取材に応じ、思いの丈を明かした。

「今季は、スイープするべきチームに対してそれができなかった」と振り返り、去就が不透明なブーン監督については「選手といい関係を築いている。シーズンを通して優れた指揮官だったし、これからも彼と一緒に戦いたい」と要望。球団のデータ分析の活用については「僕ら選手がデータをどう活用し、どのような比重を置くか、もう1度考え直す必要がある」とし「ヤンキースはデータ分析でメジャーベストだとは思うが、それが正しいフォーマットで選手に渡されているのかは疑問」と苦言を呈した。

「自分には、チームに必要な改革について大局的な見地からの考えと哲学がある。ハル(スタインブレナー・オーナー)とキャッシュマンGMとでテーブルを囲みミーティングで意見を戦わせたい」と、球団に意見することも示唆した。