エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが3日(日本時間4日)、シーズン総括の会見をオンラインで行い、大谷翔平投手(29)との再契約を改めて希望した。「ショウヘイはこの3年間、素晴らしかった。毎日見られたことは、特権だった。彼とは今季の最終戦の前に話した。1対1で。プレーを楽しみ、多くのチームメートと楽しみ、彼はここが大好きだと信じている」と語った。
大谷は契約延長がまとまらなければ、ワールドシリーズが終了してからまもなく、フリーエージェント(FA)となる。同GMは「我々はショウヘイが大好きだ。それは、彼も分かっている。できるだけ長い間、ここにいてもらいたい選手。交渉の詳細は言わない。それはどの選手に対しても同じ」と、大谷残留への変わらない気持ちを示した。
前日にはフィル・ネビン監督(52)と契約を更新しないことが決まった。同GMは「とても辛い日だった。フィルは素晴らしい人間。プロフェッショナルな人間。ただ、変化が必要だと感じ、辛い決断をした」と話した。
今季チームは73勝89敗で地区4位に低迷。9年連続でポストシーズン進出を逃した。故障者の続出もあったが、今夏のトレードで補強した選手が機能せず、8月末にはほとんどの選手を放出。トレードで交換した自軍の若手有望株を結果的に他球団に無償で手渡してしまった。
自身の責任については「もっといい仕事をする必要があるし、故障者が出た時に耐えていけるようにもっと選手を獲得しないといけない。それは、過去にもやってきたことで、選手層を厚くしようと改善してきたが、十分ではない。シーズンを通して安定して勝つには、十分ではなかった。フロントという点でいえば、もっといい仕事をする必要がある」と振り返った。