<オープン戦:ドジャース9-6ホワイトソックス>◇27日(日本時間28日)◇アリゾナ州グレンデール

【グレンデール(米アリゾナ州)27日(日本時間28日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、実戦復帰の移籍後初戦を衝撃の1発で飾った。ホワイトソックスとのオープン戦に「2番DH」で出場。5回2死二塁から右腕リオーネの直球を捉え、打ち上げたかと思われた打球が左翼フェンスを越えた。177日ぶりの復帰戦、かつドジャース移籍後初の実戦で、昨季リーグ本塁打王があいさつ代わりの1発。3月20日のパドレスとの開幕戦(韓国・ソウル)に向けて万全の状態を示した。

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大谷の肉体はやはり、進化し続けている。過去には膝つき本塁打や片手打ちなど驚かされる本塁打もあったが、今キャンプでは打ち損じや軽打が本塁打になる。フリー打撃やライブBP(実戦想定の打撃練習)でも、そんな印象が強い。“普通”のスイングで逆方向に運べるパワーが身についたのは、継続的なフィジカル強化のたまものだ。

移籍したドジャースでは、定期的に屋外で体幹強化のメニューに取り組んでいる。エンゼルス時代には見られなかった姿だが「トレーニングは一貫して、年単位で変えるとかではなくて、10年、20年スパンで考えてやるもの。今年は手術もあったので、それに適したトレーニングはしますけど、全体的なフィジカルの強化は例年通りかなと思います」とサラリ。肉眼でも分かるほど肩周りの筋肉は年々大きくなり、特に腹筋は、昨年と違い、6パックに割れているように見える。

今キャンプ序盤、メジャー1年目から大谷を知るド軍のイブル三塁コーチは「力強いコア(体幹)が、すさまじいパワーを生み出す」と力説していた。アマチュア、日本ハム時代も含め、とどまることなく継続してきた体幹強化。その結果、レフトフライかと思われた打球がスタンドインする衝撃弾を生んだ。【MLB担当=斎藤庸裕】