<ブルージェイズ14-3ヤンキース>◇21日(日本時間22日)◇ロジャースセンター

 ヤンキース松井秀喜外野手(34)の今季8号3ランは空砲に終わった。13点をリードされた7回1死一、三塁。この日まで打率2割2分5厘と封じ込められてきたブ軍のエース、ハラデーの内角90マイル(約145キロ)カットボールを強振。右翼席手前のヤ軍ブルペンへ運んだ。

 誕生日の6月12日に満塁弾を打って以来の1発だったが、チームは大敗。自らも4打数1安打で、9回には最後の打者に。「打った時はうれしいですけど、今日の試合の展開ですから。心から喜べないです」と肩を落とした。これで松井が本塁打を打った今季8試合は3勝5敗となった。

 この日の本塁打は松井にとって日米通算443号。“師匠”である長嶋茂雄巨人終身名誉監督の444号へあと1本と迫った。松井は「意識はあまりないんですけど、早く打てたら良いですね」と話した。