パドレスが8月31日(日本時間1日)、井口資仁内野手(33)に戦力外通告した。1日に正式発表される見通し。

 井口は共同通信の取材に対し、ロッキーズ戦終了後にゼネラルマネジャー(GM)に呼ばれ「9月2日にウエーバーにかけることを伝えられた」と話した。さらに、戦力外の理由については「若手を使いたい、ということだった」と淡々と振り返った。

 井口は今季、375万ドル(約4億1300万円)の1年契約でパドレスに入団したが、6月5日のメッツ戦で走塁中に打球を避けようとして転倒。右の鎖骨を負傷し、メジャー4年目で初めて故障者リスト(DL)に入りした。その後は万全な状態でプレーできず、チームも最下位に低迷。井口は今季終了後にフリーエージェント(FA)になるため、球団側も若手への切り替えを決めたもようだ。

 井口は「自分自身の状態が本調子に戻る前にこうなったのは残念だけれど、チーム状態のこともあり、仕方ない」と話した。来季もメジャーでプレーすることを希望しており「今は待つしかない」と心境を口にした。

 今季は81試合に出場し、打率2割3分1厘、2本塁打、24打点。

 井口のほか、ブレット・トムコ投手も戦力外通告された。