米大リーグは20日、オーナー会議でヤンキースのジョージ・スタインブレナー・オーナーから息子のハル氏への代表交代を承認した。

 78歳のジョージ氏は近年、体調がすぐれず、実質的に昨年から球団運営を51歳のハンク氏と39歳のハル氏の2人の息子に任せていた。今年4月には2人を「共同会長」とし、球団運営の実権を引き継いでいた。

 ハル氏は「重責であることは認識している。父のまねはとうていできない。今までやってきた通りの仕事をやりたい」との談話を出した。

 ジョージ氏は1973年にヤンキースを買収。ワンマンオーナーとして知られていたが、2003年と06年に倒れるなどした後は、表舞台に姿を見せる回数が減った。7月に旧ヤンキースタジアムで行われたオールスター戦の始球式はゴルフカートに乗って参加した。