オリオールズの地元紙ボルティモア・サン(電子版)は7日、正式契約すれば球団初の日本選手となる上原浩治投手について「球団がアジアへの扉を開いた」の見出しで取り上げた。

 同紙は上原の代理人マーク・ピーパー氏の「レベルの高い(ア・リーグ東)地区の球団で先発2、3番手が務まる。彼は挑戦に乗り気だ」のコメントや巨人時代の実績を伝えたほか、担当記者のコラムでは年俸が2年で1000万ドル(約9億円)とも伝えられている条件について、球団が大きなリスクを負わない「お買い得な契約」と指摘した。

 また、球団公式ホームページは6日、大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)と似たような性格を持つ沢村賞を2度も受賞したと紹介。日本代表の一員としても際だった存在と評し、五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍に触れている。