<アスレチックス5-2マリナーズ>◇6日(日本時間7日)◇オークランドコロシアム

 マリナーズ・イチロー外野手(35)の表情はさらりとしていた。大台到達の重みは笑い声にかき消された。和やかに記者会見は進んだ。

 -あと1本に迫り、すぐ2000に届いた。重圧は感じさせなかった

 イチロー

 何だろう、今の僕は、そういう圧力によってパフォーマンスが変わるとはまったく感じていないですから。そういう(重圧を感じる)自分は過去のものと思っている。どうということはないです。

 -1500本目では達成速度が大事と話した。2000本目ではどうか

 イチロー

 同じです。スピードが大事と思っている。だって、試合に出ていればヒットは出るわけですから。

 -同僚たちからはどんな祝福を。特に仲が良いグリフィーはどんなふうに喜んでくれたのか

 イチロー

 (グリフィーは2000安打の)記念ボールに落書きするくらいの男です。ま、僕にとってはプラス面で大きな存在であることは間違いないですが、そういうところでマイナスかな。

 -グリフィーは何と落書きを

 イチロー

 レフトへのヒット、メトロからのヒットおめでとう、と書いてあった。(実際はゴンザレスからの右翼線二塁打)意図的に間違えているんです。