米大リーグ8年目のシーズンを終えたエンゼルスの松井秀喜外野手(36)が4日、ロッカー整理のためにエンゼルスタジアムを訪れ、今季限りで契約が切れる球団に「いまは残りたいとか、出て行きたいとかいうような気持ちもない。オファーが来たときにどういう気持ちになるか」と話した。

 ソーシア監督は、記者から「きのうは松井秀のエンゼルスでの最後の試合か」と聞かれ「そうは言えない」と答え、脚の状態が良くなったことを好意的に受け止めた。それでも残留については「冬の間に事態がどう動くかは分からない。現時点で複数の筋書きがあると思う。何事も排除できない」と含みを持たせた。

 エンゼルスはワールドシリーズ終了後の5日間は松井と優先交渉でき、この間に合意に至らない場合はフリーエージェント(FA)になる。