<オープン戦:ドジャース7-5ロッキーズ>◇24日(日本時間25日)◇アリゾナ州グレンデール

 ドジャース黒田博樹投手(35)は7回途中8安打5失点。公式戦並みの約90球を投げる予定で「慎重になりすぎず、リズム良くというのがあった」と、積極的にストライクを投げ込んだが、甘い変化球が失点につながった。

 狙われたのは高めの変化球。「早いカウントでどんどん打たれた。シーズンに入るときに考えていかないといけない」と反省した。ただ、この日は7回途中までで75球。リズムを崩さずに投げ続けたことで相手の早打ちを引き出し、収穫もあった。

 オープン戦5試合の防御率は5・73。成績は良くないが、カーブを試すなどテーマを持っての調整に、首脳陣の信頼は薄れていない。ハニーカット投手コーチは「心配していない」と、公式戦登板を4月3日のジャイアンツ戦に決めたことを明かした。

 公式戦前にあと1試合投げる予定。黒田は「けがなくここまできた。それが一番。後はシーズンに入って自分のピッチングを上げていければいい」と話した。