ドジャース黒田博樹投手(36)が30日(日本時間31日)、ド軍残留を決めた。優勝争いを続けているヤンキース、レッドソックスなど複数の強豪球団から獲得のオファーを受けていたが、全球団への拒否権を持つ黒田自身が、残留することを決断。ダイヤモンドバックス戦の試合前、自ら「チーム状態が良くなく、プレーオフも魅力だったが、このユニホームで最後まで投げ抜くことにしました」と話した。

 今季の黒田は、打線の援護に恵まれず、6勝13敗と黒星が先行しているものの、防御率は3・11と安定。他球団からも高く評価されていた。

 移籍する場合、黒田が拒否権を放棄する必要があり、7月31日のトレード期限までに結論を出すことになっていた。