レンジャーズ入りが決まったダルビッシュ有投手(25)が20日、米テキサス州アーリントンにあるレンジャーズの本拠地球場、レンジャーズ・ボールパークで入団記者会見を行った。

 冒頭に自己紹介はなく、即質疑応答。数多くの質問に淡々と答えたが、英語で応じることはなかった。自主トレーニング先の宮崎から駆けつけ「ひげをそる時間も、髪の毛を染める時間もなかった」と説明した。過去の日本選手のパターンとは一線を画した形となった。

 これまでは今季からオリオールズでプレーする和田毅のように英語で自己紹介するパターンが多かった。1997年1月にエンゼルス移籍で会見に臨んだ長谷川滋利氏はチームについての知識を問われると、オーナーのディズニー社を意識して「投手はミッキーマウスで捕手はミニーマウス」と英語で即答し、会場を沸かせた。98年12月に木田優夫(現日本ハム)がタイガースに入団した際の会見では羽織はかまで登場したこともあった。