<エンゼルス3-2レンジャーズ>◇2日(日本時間3日)◇エンゼルスタジアム

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が波乱の試合展開の中、6回1/3を3失点(自責2)と踏ん張ったが、3敗目を喫した。

 微妙な判定に足元をすくわれた。1-1の同点で迎えた7回1死二塁の場面で、トラウトが放った遊撃での打球が、二塁走者だったアイバーに当たったように見えたが、判定はセーフ。走者2人を背負った状態で、次打者カヤスポに右前適時打を浴びて、勝ち越し点を奪われてしまった。続くプホルスに四球を与え、1死満塁としたところで降板。マウンドを上原浩治投手(37)に託したが、ここでも微妙な判定が発生した。モラレスが右翼へフライを打ち上げると、三塁走者のトラウトがタッチアップで本塁へ。右翼手クルーズから好返球を受けた捕手トレアルバが、本塁でトラウトにタッチしたが、球審の判定はセーフ。飛び上がって抗議したトレアルバが退場となるなど、球場は一時騒然とした。

 結局、ダルビッシュは6回1/3を投げて5安打3四球7奪三振3失点(自責2)で、防御率は3・21となった。上原は、2/3回を投げて無安打無失点、防御率は1・33。ダルビッシュは「今日は全体的に自分の納得のいく球が投げられましたし、試合 を作れたのはよかったですけど、チームが負けたので悔しいですね」と話した。