レンジャーズ・ダルビッシュ有投手が5日、遠征先のアスレチックス本拠地オークランド・コロシアムで、7日のアスレチックス戦(日本時間8日午前4時35分開始予定)の先発登板に向けてブルペンで33球を投げるなどして調整した。

 前回2日のエンゼルス戦から左足の上げ方を変えて軸の右足に体重がしっかりと乗るようにする日本ハム時代のフォームに戻している。「僕本来のフォームはそういう感じなので、体のバランスやタイミングが戻ってきたかなと思う。自分の投球になっただけ」と説明した。

 西海岸のさわやかな青空の下で汗を流した。右翼ファウルゾーンの一角にあるブルペンは、囲いがなく開放的で「伝統のある球場だな」との印象を抱いた。

 ここまでア・リーグトップに並ぶ7勝(3敗)を挙げる。前半戦終了まで残り約1カ月でオールスター戦出場の期待も高まるが、本人は「自分の内容が適しているのであれば気持ち良く思うが、いまはまだそう思う状況にもないので、あまり考えたことはない」と興味は示さなかった。