<カージナルス5-4ブルワーズ>◇9日(日本時間10日)◇ブッシュスタジム

 ブルワーズ青木宣親外野手(30)が、2点を追う9回2死三塁で「ここでドカンと、と思っていた。絶対ホームランを打つという気持ち」と、一時は同点となる2ランを右越えに放った。

 カージナルスの抑えモットは今季33セーブの剛球投手。「力強いボールが来るので、力強く打ち返す」と心に決めた30歳は、内寄り速球をたたいた。絶好の場面で飛び出した8号2ランに「ちょっと興奮しすぎて」とベースを踏み忘れそうになり、一塁を回ったところで立ち止まってから笑顔でベースを一周した。

 ただ、試合は延長10回にサヨナラ負け。「仕方ない」と話したが、残念そうだった。