米大リーグのゼネラルマネジャー(GM)会議が7日に米カリフォルニア州インディアンウェルズで始まり、複数球団の幹部がメジャー挑戦を表明した岩手・花巻東高の大谷翔平投手に対する高い評価を口にした。

 ドジャースは大谷が高校1年生の時から調査を続けてきた。コレッティGMもビデオで見ており「とても才能にあふれた投手だ。並外れている。悪いところはどこも見当たらない」と絶賛した。

 プロ野球日本ハムがドラフト1位指名して来年3月末まで交渉権を持っているが、大リーグ球団の交渉や契約を制限する規定はない。ただ、日本球界への刺激を配慮してか、契約に関するコメントは避けた。

 ドジャースのほか、レンジャーズ、レッドソックスも花巻東高を訪問して獲得の意思を伝えている。レッドソックスのチェリントンGMは「アマチュアも日本の野球のレベルは高い。有望な若手が米国に挑戦する勇気を尊敬する」と評した。

 オリオールズはアジアの選手発掘に力を入れており、デュケット編成本部長は「どこのメジャー球団に入るにしても優れた育成システムがある。成長できると思う」と話した。