<レンジャーズ6-2エンゼルス>◇29日(日本時間30日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が粘投し、チームのプレーオフ進出の望みをつないだ。

 5回2/3を投げて4安打8奪三振2四球で2失点(自責点2)。防御率は2・83。勝敗はつかなかった。

 1回2死からトラウトにソロ弾を許し、先制点を献上する。その後はカットボールを軸にチェンジアップでバットを振らせる投球で失点を許さなかった。2回1死でカルフーンに四球を与えた後、状態を心配したワシントン監督とトレーナーがマウンドへ向かう場面もあったが、ダルビッシュは「何で出てきたのか、ちょっとわからなかった。全然大丈夫です」。その言葉どおり、5回までエンゼルス打線に二塁を踏ませず。5回に味方が勝ち越しに成功し、1点リードで迎えた6回、2死から安打と四球で一、二塁。直後、次打者ハミルトンを迎えようというところで降板したが、2番手コッツが適時打を許して同点に追いつかれた。

 チームは6回に再び勝ち越し。7、8回と追加点を奪い本拠地7連勝を飾った。

 ダルビッシュは「勝ったのでよかったです。その時にできる自分のベストを尽くそうと思っていました。今日に関しては、チェンジアップがたまたまよかった。向こうも振ってくれました」と話した。

 レンジャーズはこの日の勝利で91勝71敗となり、ワイルドカード(WC)争いでレイズと同率2位となったため、30日(同10月1日)にプレーオフ進出を懸けて、レイズと1試合の決定戦を行う。