ヤンキースへの移籍が決まった楽天田中将大投手(25)が小学5年の時に書いた“サイン”が、生まれ故郷兵庫県伊丹市の昆陽池公園で見つかり、市内2カ所で展示されることになった。

 1999年にPTAの行事で木に付けた名札の裏に名前が書かれていた。市は「残っている中で最も古いサインかもしれない」と喜んでいる。

 見つかったのは縦12センチ横23センチの名札2枚。それぞれヤマボウシとシマトネリコの木に付けた名札の裏に、白いペンで「昆陽里小学校

 田中将大」と、力強い文字で書きこんでいる。

 プロ入り直後から市職員の間で話題となり、大リーグ挑戦を機に当時のPTA役員に連絡を取り本人の署名と確認した。

 田中投手は昨年11月には伊丹市民栄誉賞を受賞している。

 そのままでは名札の文字が消えてしまう恐れがあるため取り外し、1枚を27日から公園内の伊丹市昆虫館で、もう1枚を28日から市立図書館で展示する。