<ブレーブス0-2マリナーズ>◇4日(日本時間5日)◇ターナーフィールド

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が交流戦のブレーブス戦に先発し、今季4勝目(2敗)をマークした。7回を投げて6安打7奪三振無失点。防御率を2・66とした。

 気温29度の暑さの中で力投した。先頭ヘイワードに右前打を許した初回は、走者を三塁まで進めたが、5番ギャティスを三ゴロに打ち取り無失点。続く2回も先頭ジョンソンに右前打を許したが、フォーシームを軸に要所でスプリットを有効活用しながら、やはり得点を許さなかった。3回からは3イニング連続で3者凡退。投手戦となる中、回を重ねるごとに球数が減る効率のいいピッチングで、4回に味方打線がブ軍先発マイナーからもぎとった1点を死守。7回を投げ終えて96球で降板した。

 打席では、7回無死一塁で迎えた第3打席に初球チェンジアップで、きっちり送りバントを決め、ベンチで仲間にハイタッチで迎えられる場面も。第1打席は空振り三振、第2打席は四球だった。

 岩隈は「今日はしっかり左足を踏み込んで、腕もしっかり振れていましたので、この感覚が出ると大丈夫かなと思いながら、丁寧に投げることができたと思います」と笑顔を見せた。