<マリナーズ5-1レンジャーズ>◇15日(日本時間16日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が8回1失点の好投で、今季5勝目(3敗)を挙げた。8回を投げて6安打6奪三振1失点(自責1)。防御率を2・59とした。

 試合前のストレッチで首に違和感を感じ、登板回避の危機もあったが、アクシデントを感じさせない好投を披露した。ストライクゾーンの高低を利用しながら、レ軍打線から次々とアウトを奪った。失点したのは、2回2死からスナイダーに許した左翼へのソロ弾。初球シンカーをフェンスオーバーされたが、ミスはこの1球だけ。その後は7回終了まで二塁を踏ませることもなく、テンポよく打たせて取る投球を続けた。

 5回攻撃で味方打線が逆転に成功して2-1に。8回にも3点を追加して勝利を確実なものとした。

 岩隈は「ストレッチしてる時に痛みというか違和感が出た。ブルペンでトレーナーにストレッチをしてもらって、何とか投げられる状況にはなったので、気持ちで抑えていこうと思って投げた。うまくスプリットを使いながら、自分のピッチングができたのかなと思います」と話した。

 チームは連敗を5で止めた。