<レンジャーズ4-8アストロズ>◇9日(日本時間10日)◇グローブライフパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が今季最多の10安打を浴び、最多となる自責点6で今季5敗目(8勝)を喫した。

 6回を投げて10安打(1本塁打)8奪三振で6失点(自責6)。防御率は2・97となった。

 味方打線が1点を先制した直後の2回、2死二塁からヘルナンデスの三塁打で1点を失い、さらに自らの暴投で逆転を許した。2回裏の攻撃で味方打線が3点を追加して、4-2と再逆転に成功するが、3回と5回にそれぞれ1点ずつ奪われ、同点とされてしまった。6回には、1死一、二塁からコーポランに左翼線ギリギリに落ちる二塁打を浴びて2点勝ち越しを許した。

 ツーシームとスライダーでストライクゾーンを攻めたが、この日ばかりは得意のアストロズを抑えきれなかった。

 ダルビッシュは「(ア軍打線は)1人1人の状態も結構いい感じに映りましたし、いいところはしっかりコンタクトされたかなって思います。(前半最後の登板を終えて)最後の方がよくなかった。でも、シーズン前は5月6月まで行けるかなって思っていたが、ここまでなんとか投げることができた」と話した。

 チームは4連敗となり、勝率の差でアストロズに抜かれ、西地区最下位に転落した。