<ロイヤルズ1-10タイガース>◇19日(日本時間20日)◇カウフマンスタジアム

 ロイヤルズ青木宣親外野手(32)の好調が止まらない。

 「2番右翼」で先発したこの日は3打数2安打で4試合連続マルチ安打を記録。打率を2割8分4厘まで上げた。

 ロ軍先発バルガスが初回に3失点し、ビハインドの状態で迎えた初回1死の第1打席。タイガース先発バーランダーの5球目カーブを中前にはじき返した。反撃ののろしを上げたかに思えたが、続くケインが遊ゴロ併殺に倒れ、出鼻をくじかれた。さらに7点を追加されて10点差となった6回1死一塁の第3打席では、追い込まれながら外角速球を逆らわず左前に運んでチャンスを広げたが、ここでも後続が凡退した。

 6回の守備から左翼に入り、8回守備からベンチに退いた。

 青木は「ここまで来たら大敗も接戦で負けても同じような感じ。そんなこと気にしている場合じゃない。優勝したいしね。この負けが痛い1敗にならないように、とりあえず明日(白星を)取って、と思っています」と話した。