米独立リーグ「チコ・アウトローズ」から入団オファーを受けていた吉田えり投手(18)が、米国行きを決意したことが2日、分かった。吉田は昨年末、国内ならジャパン・フューチャーベースボールリーグ三重入りを表明。その後、今年1月から、米ウインターリーグに参加し、チコからドラフト指名され、日米で進路を悩んでいた。

 吉田に近い関係者によると、チコとの正式契約はまだだが、すでに米球界参戦は決意しており、渡米準備を進めているという。ウインターリーグでは、所属ユマ・スコーピオンズの開幕投手に抜てきされ、2度目の先発では4回無失点でプロ初勝利を挙げるなど、着実に成長。チコから高い評価を受けた。

 吉田は、関西独立リーグ神戸でプレーした昨季から「いずれは最高レベルでやりたい。夢はメジャー」と話していた。ウインターリーグ終了後、レッドソックスのフロリダ春季キャンプを訪ね、メジャー189勝のナックルボーラー、ウェークフィールド投手から指導されるなど、夢へ近付いたことを実感。米球界参戦を決意したようだ。