楽天が、金炳賢投手(31=米独立リーグ)の獲得に乗り出すことが21日、分かった。金は01年にダイヤモンドバックスが世界一になった時の守護神で、メジャー通算54勝を挙げた韓国を代表する投手。11月に入団テストを行った楽天は、その時は獲得見送りの方針だったが、立ち会えなかった星野監督がその後、「春のキャンプで見たい」と前向き発言。韓国紙スポーツソウルは、年内に交渉がまとまる可能性があると報じた。

 先発、抑えの豊富な経験を球団が改めて評価。金自身も日本でのプレーを希望している。問題になりそうなのは「外国人枠」。ラズナー、ルイーズ、モリーヨの残留が決まり、先発候補のヒメネスを獲得した。加えて、星野監督には不動の抑えを獲得したい意向がある。チーム事情など総合的に検討し、近日中に正式オファーを出す運びとなりそうだ。