【ダラス(米テキサス州)8日(日本時間9日)=広重竜太郎、四竈衛、佐藤直子通信員】ポスティング(入札)制度でメジャー移籍を目指すことを表明した日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)の争奪戦が、早くも本格化し始めた。大リーグ機構はダルビッシュを入札制度による獲得可能選手として全30球団に公示。入札は東部時間の14日午後5時(日本時間15日午前7時)に締め切られる。

 

 レッドソックスはダルビッシュ獲得へ撤退をにおわせたが、煙幕作戦とも受け取れた。ボビー・バレンタイン監督(61)は表明から約7時間が経過しているのに「ポスティングしたのか?

 いつ?」と逆取材。「うちはたぶん行けない。お金が高すぎる」と、豊富な資金力を持ちながらも、あっさりした白旗宣言が逆に怪しかった。チェリントンGMも「獲得するなら先発の1、2番手として考えるが、我々は現状の選手に満足している」と話した。