日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)が、独占交渉中のレンジャーズと合意間近であることが13日、分かった。交渉期限の米東部時間18日午後5時(日本時間19日午前7時)が迫ってきたが、周囲の関係者によれば、水面下で渡米準備を本格化させていることが判明。交渉も最終的な詰めの段階まではクリアされているもようで、円満決着となる見込みだ。

 30日間の交渉期間の終了まで1週間を切った。当初はギリギリまで双方で話し合いを行うとみられていたが、交渉期限を待たずに正式に基本合意に至る可能性が高くなった。日本人選手がメジャー挑戦する際にはサポートするマネジャー、通訳などを伴い渡米するのが通例。その「チーム

 ダルビッシュ」の編成作業に着手したことが判明した。

 地元紙フォートワース・スターテレグラム電子版は「ダルビッシュは(年始の)訪問時に、レンジャーズのチームドクターとトレーナーによる健康診断を受けており、無事に診断をパスした」と報じており、残るハードルはわずか。2日に対面しているレ軍のノーラン・ライアン球団社長(64)もこの日、明るい見通しを披露した。当初は交渉難航も予想されていたが「私の予想だがまとまるだろう。楽観視している」と明かした。史上最高の5170万3411ドル(約38億8000万円)とされるポスティング劇の終了が近づいてきた。