ポスティングシステム(入札制度)でレンジャーズ入りが決まったダルビッシュ有投手(25)が、本拠地レンジャーズ・ボールパークで入団会見。

 レンジャーズの守護神ネフタリ・フェリス(23)は20日(日本時間21日)、故郷ドミニカ共和国で取材に応じ、若き剛腕リレー誕生を喜んだ。100マイル(約161キロ)の速球を武器に昨季まで2年計72セーブをマーク。今季から先発転向を検討されているが「あとの勝負は後ろで待つ僕に任せてくれ」と白星のプレゼントを約束。「そんな投手リレーでチームの勝ち星を積み上げていくのが理想的。いや(完投で)僕の出番はないかも」と笑った。

 18日までファン感謝デーでテキサスに滞在し、周囲の熱い期待感がひしひしと伝わったという。「彼の投球はビデオなどで見たことがある。長身から投げ込む直球の迫力に恐るべきものを感じた。それは大きな武器になると確信する」と、同じ速球派として一目置く。今季予想では「いきなり15勝以上。そうなれば新人王も彼のものだろう」と、自身も10年に獲得したタイトルどりを予言した。(アスア=鉄矢多美子)