大リーグの新人選択会議が6日(日本時間7日)ニュージャージー州セコーカスで始まり、ヤンキースが2巡目(全体66位)で加藤豪将(ごうすけ)内野手(18=ランチョバーナード高校)を指名した。

 独立リーグBCリーグの信濃に入団が決まった元レンジャーズの大塚晶文投手(41)が、親交のある加藤について語った。<大塚コメント>

 豪将君を初めて見たのは、サンディエゴで野球教室に講師として参加した05年。当時はまだ体が小さかったが、センスは抜群だった。高校進学後は、1年生から試合に出場し、体も順調に大きくなっていった。

 ひとことでいえば、5ツール(全てを兼ね備えた選手)タイプ。打撃では1発も打てるし、セーフティーバントなどの小技も出来る。選球眼もよく、ファウルで粘って四球を取ることも出来る。コンタクト能力が高く、広角に打ち分けられるのも魅力で、コンスタントに安打を量産できる。

 カノ(ヤンキース)というよりも、アットリー(フィリーズ)に近いタイプ。足も速く、二塁手としての守備力もレベルが高い。野球の面だけでなく、学力も優秀で非常に頭のいい選手。おととい会ったばかりだが、プロ入りをとても前向きに考えていた。まずはマイナーリーグで鍛えられるだろうが、早ければ2、3年後にも、メジャーへ昇格するチャンスがあるかもしれない。