A・ロッドは今季アウト!

 マイアミのクリニックが選手に禁止薬物を提供したとされる問題で9日、大リーグ機構が球宴明けの後半戦から出場停止処分を科すことが分かった。スポーツ専門局ESPN電子版が報じたもので、処分対象者は20人以上に及ぶことが濃厚。アレックス・ロドリゲス三塁手(37=ヤンキース)と11年ナ・リーグMVPのライアン・ブラウン外野手(29=ブルワーズ)には、出場停止100試合の厳罰処分を科すことを検討している。

 同機構は対象選手に事情聴取を行っているが、薬物使用に関する質問については、一様に回答を拒否されたという。マイナー戦でリハビリ出場中のロドリゲスへは、今週中にも聴取を予定。大リーグの薬物規定が定める出場停止は1回目の違反で50試合、2回目が100試合。ロドリゲスは過去にも薬物使用の疑惑を報じられ、ブラウンは11年オフにその後処分が覆るも薬物に陽性反応を示した前歴があり、厳罰処分は避けられない状況だという。