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黒田亡き両親も“一緒”にロスへ

渡米を前に広島空港で会見したドジャース黒田
渡米を前に広島空港で会見したドジャース黒田

 ドジャース黒田博樹投手(32)が28日、米ロサンゼルスに向けて出発した。3年総額約40億円(推定)のVIP契約を結んだ広島初の日本人メジャーリーガーは、重圧と不安を抱えながらも「オフに胸を張って帰ってきたい」と決意を語った。

 黒田の新しい挑戦が始まる。広島空港で黒田は「不安ばかり」と苦笑した。すべての答えはマウンドで出す-。その一心だけで日本を飛び立った。「不安に勝てるように気持ちを入れてやっていく。今まで以上に強い気持ちを持っていきたい」と誓った。

 04年に母靖子さん(享年60)、昨年8月には父一博さん(享年82)も他界。「完投王」の異名をとるスタミナは「親から受け継いだものでしょう」。遺影と小さな仏壇はロスの自宅にも持って行く。「今朝は普段と変わらなかった。向こうに行っても(両親と)近いという感じがするでしょうね」。年明けには大阪に眠る両親の元を訪れ、渡米を報告した。病と闘う父親が生きていれば米移籍は実現していなかった。

 新天地での活躍こそが最高の親孝行になる。「どれだけチームに貢献できるかを意識したい。キャンプに向けてしっかり体をつくりたい」。チームのため、自分のレベルアップのために走り続けた。メジャーでは厳しい生存競争が待っているが「楽しみです」と武者震いした。活躍の場を海の向こうに移しエンジンを再点火させる。【柏原誠】

[2008年1月29日9時14分 紙面から]

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