<ワールドシリーズ:ヤンキース7-3フィリーズ>◇第6戦◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース(ア・リーグ優勝)が松井秀喜外野手(35)の6打点の活躍で2連覇を狙ったフィリーズ(ナ・リーグ優勝)を7-3で下し、4勝2敗で9年ぶり27度目のワールドチャンピオンに輝いた。

 松井は入団1年目だった2003年以来、6年ぶり2度目の同シリーズ出場で自身初の“世界一”をつかみ、同シリーズで日本選手初の最優秀選手(MVP)に選ばれた。日本選手所属球団のシリーズ制覇は5年連続。

 松井は2回に先制の右越え2点本塁打を打つと、2死満塁の3回には中前へ2点適時打。5回には右中間へ2点二塁打を放った。7回の第4打席は三振で、4打数3安打6打点だった。

 1試合6打点は、1960年の第3戦でのヤンキースのリチャードソンに並ぶワールドシリーズ最多タイ記録。

 松井はひざのけがで今季は守備に就く機会がなかったが、随所に勝負強さを発揮してチームに貢献した。