日本ハム大谷翔平投手(20)が、次回登板予定の3月3日巨人戦(札幌ドーム)を「仮想開幕戦」に見立てる。同27日楽天戦(同)で自身初の開幕投手が決まっているが、オープン戦中に本拠地登板は、この1度しかない見込み。慣れているマウンドとはいえ「(土が)硬いし、ここ(名護)と違う。もう1回確かめたいなと思う」と話した。

 相手は強力巨人打線。サンチェス、ウィーラーのほか、入団が大筋合意に達しているペーニャら新外国人が並ぶ楽天打線の“予習”としても格好の相手。さらに聖沢、岡島らスピードのある選手の仮想としても、片岡、松本哲ら同タイプの選手がおり、中身の濃い実戦となりそうだ。

 キャンプ休日の25日は、北海道・浦河町の小学生と、無料通話アプリ「スカイプ」で交流した。「せっかく開幕戦のところで投げられるので、ゲームをつくって勝てるようにしたいです」。貴重な機会を、最大限に生かす。