西武西口文也投手(42)が初先発し、2回4安打2失点だった。伝家の宝刀のスライダーは変わらぬ切れ味を見せた。

 初回は得点圏に走者を置いたが、安達、小谷野をスライダーで三振に切り抜けた。だが2回は連打を食らい、無死一、二塁から、セットポジションが制止していなかったとして、この日2度目のボークを取られた。さらに川端のポテンヒットで適時打となるなど2失点した。

 ボークについては「まさかプロ初の1試合2ボーク。1回目は少し早かったかもしれないけど…」と苦笑い。投球自体には「変化球のコントロールは良かったけど、直球はバラツキがあった。でも思った以上にそれなりに投げられた。目指すところは、そこ(開幕ローテ)なんで」と前を向いた。