オープン戦で打撃不振に陥った阪神大和外野手(27)が24日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で単独特打を行った。

 ナインから離れて、関川打撃コーチと室内練習場で1時間近く打ち込み。その後、屋外で20分以上、バットを振った。そして、和田監督から直接指導された。締めて90分以上、打撃に専念して復調のきっかけを探った。

 指揮官が「振れないと勝負にならないから、振っている感覚がないんだろうな。どうしても上体だけで…。いま、苦しむことは悪いことじゃない。シーズンのための生みの苦しみだよ」と話せば、関川コーチは「上半身と下半身のバランス。下の入り方とか。スイングの軌道も合ってきている」と手応えを口にする。

 オープン戦は打率1割5分6厘だった。大和も「言われていることは一緒ですし、やることは一緒です。(手応えは)よくなってきていると思います」と振り返った。