一時は首位に立った阪神がズルズルと6連敗を喫し、広島と5位タイの最下位に転落した。

 和田豊監督(52)は5回0/3で5失点KOされた先発メッセンジャーについて、「悪いなりに踏ん張っていたけど、点が取れないから踏ん張り切れない」と厳しい表情。この日も終始追う展開で、メジャー帰りの黒田からも2点を取るのが精いっぱいだった。

 甲子園でシーズン初戦からの4連敗は、野村監督時代の99年以来16年ぶり。4月までに6連敗を喫するのも、99年に喫した7連敗以来となった。和田監督は「6連敗はすべて先に取られている。先発が何とか踏ん張って、打者も早い回に1、2点取って投手を楽にさせないと」と、攻撃陣の奮起を求めた。