巨人の新スナイパーのコードネームは「411」だ。新外国人ホアン・フランシスコ内野手(27=前レイズ)が23日、川崎市内のジャイアンツ球場で入団会見を行った。メジャー通算404試合出場で48本塁打の左の長距離砲は、セールスポイントを聞かれ「パワーに尽きると思う」と断言。「(何本打てるか)正直、分からないが、打席に立ったら本塁打を打って貢献したい」と力を込めた。

 1本の特大弾から「411」の愛称がついた。10年のドミニカ共和国でのウインターリーグで、411フィート(約125メートル)の距離が書かれた中堅フェンスのはるか上に、本塁打を放ったという。「それでクワトロ シエント オンセ(スペイン語で411の意)と言われている」。この日は来日翌日だったが、会見前に室内練習場でフリー打撃を実施した。防護ネットで飛距離は分からないが、95スイングで角度のついた打球を連発。「411」と呼ばれる片りんを見せた。

 どでかいのは本塁打だけではない。帽子のサイズはチームで最も大きな62を発注。ヘルメットも、ダブルXOを用意することになった。体重111キロと迫力満点で、威圧感は十分だ。

 それでいて口数は少なかった。時差ぼけもあるだろうが、会見では終始穏やか。具体的な目標は口にせず「100%に近い状態で来日しています。一塁だろうが三塁だろうが自分の練習に集中するだけ。起用法は監督が決めること」と話した。「日本の話は聞いている。レベルが高くて難しいリーグ。早く適応して結果を残せるようにしたい」。気は優しくて力持ちの風情を醸し出した「411」ことフランシスコは1軍でスナイパーぶりを発揮するため、まず2軍で牙を研ぐ。【浜本卓也】

 ◆ホアン・フランシスコ 1987年6月24日、ドミニカ共和国生まれ。04年にレッズ入りし09年にメジャー初昇格。ブレーブス、ブルワーズを経て昨年4月ブルージェイズに移籍。昨季106試合で打率2割2分、16本塁打、43打点。今オフにはレイズとマイナー契約を結んだ。ジャイアンツ青木、ブルージェイズ3A川崎とは元同僚。メジャー通算404試合で打率2割3分6厘、48本塁打、152打点。背番号「21」。契約金を含めた推定年俸1億4000万円。188センチ、111キロ。右投げ左打ち。