大商大が3季ぶりのリーグ制覇に大きく前進した。今秋ドラフト候補のエース岡田明丈(4年=大商大高)が今季初失点も、8回途中まで2失点と力投し、チームは開幕7連勝。今日5日に大商大が勝ち、京産大が敗れた場合は、大商大の優勝が決まる。

 大商大の岡田が無傷の4連勝を飾った。8回に今季初の3連打を浴び2失点。開幕からの連続無失点は31回1/3で途切れ、1死三塁で交代した。「(監督からは)点を取られたら交代と言われていた。ゼロに抑えてベンチに帰らないといけなかった」と悔やんだが、通算31回1/3イニングで2失点、与四死球3個と安定感は抜群。球速も今春、148キロから150キロに伸ばした。7球団12人が見守り「コントロールがいい。コースに投げ分けられるから点を取られないんでしょう」(ロッテ下敷領スカウト)と、プロは制球力と伸びしろに期待する。力を試す全国デビューが迫ってきた。