敗戦の中でも、2番手で登板した矢地健人投手(27)の好投が光った。

 3-3の6回に登板。李大浩、松田、明石を危なげなく3者凡退に抑えた。7回も続投。先頭に四球を出したが、続く鶴岡のバントを素早く処理。二塁封殺で併殺に仕留め、ピンチを脱した。2回無安打無失点だった。

 昨季限りで中日を戦力外となり、テストを経て入団。前日4日に移籍後初登板し、1回を3者凡退だった。2日続けて結果を出し「いい緊張感の中で投げられています。先頭の四球は気をつけたい」と話した。

 伊東勤監督(52)は「かなり、戦力として使えるかな」と評価した。