右足首の炎症から15日DeNA戦の復帰が決まった黒田博樹投手(40)が12日、マツダスタジアムでブルペン入りした。真っすぐにカットボールやスライダーなどの変化球も交え35球。登板前最後の投球練習で感覚を確かめた。

 「(状態は)100%というわけではないけど、足だけでなく全てに100%を求めるのは難しい。米国でもそうやってきた」。万全ではないものの、10日のブルペンで80球を投じ復帰を決めた。前回登板の1日ヤクルト戦から中13日。「違和感はあるが、変わらない」と平常心を貫く。

 前日11日は、治療で広島に帰ってきた新井と再会。「一生懸命プレーしてケガするところは彼らしい。抹消せずにやるということなので、頑張ってほしい」。ケガに負けない後輩の姿が刺激となった。練習後には「唯一の楽しみ」という入浴剤を手に球場を後にした。復帰まであと2日。最善を尽くしてマウンドに上がる。