オリックス森脇浩司監督(54)が2日、都内で会見し、成績不振を理由に休養すると発表した。

 事実上の解任で、同席した瀬戸山隆三球団本部長は、この日の巨人戦(東京ドーム)から福良淳一ヘッドコーチ(54)が監督代行を務めることも発表した。

 森脇監督は「まだまだ(シーズンの)決着がついたわけではありませんが、チームをいい方向に動かしていくためには、手遅れになることが一番良くない。現状の中で私が身を引くことが、チームがいい方向に向かうために、加速するために、一番いい方法だと自分の中で決めた次第です」などと説明した。

 森脇監督は13年に岡田前監督からバトンを受けて就任。昨年はソフトバンクと勝率2厘差の2位に躍進させた。さらにチームは昨オフ、優勝を狙ってブランコ、中島、小谷野ら大型補強を敢行した。ところが故障者の続出など歯車がかみ合わず、開幕から低迷。5月31日には自力優勝の可能性が消滅していた。