横浜の衝撃を博多でも-。ソフトバンク柳田悠岐外野手(26)の怪物ぶりを証明する、30センチ四方の「破壊パネル」が、本拠地ヤフオクドームで展示されることになった。3日にDeNA三浦から放った打球は横浜スタジアムのビジョンの3番打者の名前のすぐ横へ。当たった場所はしばらく真っ暗に。150メートルの特大12号は、その衝撃でパネルを変形させていた。

 横浜スタジアムのビジョンは新装されて3年目。打球で変形したのは初めてという。球団関係者は「過去にも練習中にフライが当たったことは何度かあるそうですが、試合で、しかもライナーで当たって変形したのは初めて。福岡のファンにもそのすごさを見てほしい」と説明。その話を聞いた柳田は「子どもが見て喜んでくれるのなら、うれしいですね」と笑った。

 横浜スタジアムから借りる形で展示する。「破壊弾記念Tシャツ」も枚数限定で制作。その販売に合わせグッズショップ「ダグアウト」の店頭にまずは飾られる。その後、「王貞治ミュージアム」で展示される予定という。球団では、液晶パネルだけでなく12号本塁打の映像や横浜スタジアムの写真なども見せることで、より分かりやすくファンにすごさを伝えていく。

 柳田は20日日本ハム戦で12戦ぶりの14号を放った。今日23日西武戦(県営大宮)からは7連戦がスタートする。横浜よりもさらに衝撃的な本塁打が生まれるかもしれない。【石橋隆雄】